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干し柿を頂いて

先日、お客様より手作りの干し柿をいただきました。

まるで売り物のような見事な出来栄えにびっくりです!(^^♪

「お宅で作られたんですか?」

と、何度も聞いてしまいました。

 

私が小さい頃、今は亡くなった祖母が軒下に荒縄のような紐に柿を吊るして、干し柿を作っていたことを思い出しました。こんなに形も整っていなかったし、もっとシワシワで色もどす黒いというか^^、見た目はあまり美味しそうではありませんでした。見た目はともかく干し柿というものの美味しさにもっと早く気が付いていれば、と、今になってはしみじみ思いますが。。。

そして干し柿から、この祖母のことを思いました。いまから何十年も前のことになりますが、まだ海外旅行が今ほどお手軽ではなかった頃、私は初めての海外旅行で、祖母に

「お土産は何がいい?」

と聞きました。すると、祖母は

「淡谷のり子(と言っても、今は知らない人が多いのかなあ?)が耳に付けてるみたいなのが欲しい。」

と言ったのです。

たぶん、かなりの田舎でしたからイヤリングなんて言葉も知らなかったし、自分の周りでそれを付けている人を見たこともなかったはずです。

また、かなり腰が曲がってしまって自転車に乗るのも難しくなってしまってからも、大人用の三輪車で近くの県道を吹っ飛ばしていたこともありました。

私の記憶の中では厳格な祖父とはあまり気が合わなかったようにも見えましたが、もしこの祖母が今の時代に生きていたら、もっと自由にのびのびと生きられたのではないか、と、思うことがよくありました。

 

『常識はいつか古いものとして代わられる自分を意識した寛容な哲学です』

10日ほど前の朝日新聞の「折々のことば」に出ていた言葉ですが、その時なぜか心に引っ掛かり、何度も読み返していました。

普段の生活の中では、常識というものは変化していくものだということをつい忘れて、身動きできなくなってしまいそうになることもありますからね。

 

そんなあれやこれやを思いながら、いただいた干し柿のねっとりとした自然の甘みをゆっくりと味わいました。

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